更新遅れてすみません!今回は諸事情で別記事。

 スマホで気軽にダライアス

と言う訳で今回紹介するのはスマートフォン専用タイトル「ダライアスバースト セカンドプロローグ」。リリースされたのは2012年2月ですが、それはiOSのお話。Androidに来たのは今年10月ですね。今度スマホを買い替える時にiOSにするか悩んでいたので嬉しい話でした。因みにAndroid対応記念で一時期840円(税込)に値下げされていましたが、現在は1080円(税別)に。以前は1400円(税込)だったのでコレでも値下げになってますけどね。
ゲーム内容は操作感をスマホ向けにしたダラバー。幾つかシステムの違いもありますが、大体ダラバーなので安心して始められます。気になっている方は是非。

 タイトル画面
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タイトル画面。選べるモードは「SPモード」「オリジナルモード」「ミッションモード」「オプション」の4つ。
「SPモード」はダラバーのアーケードモードを本作向けに調整したモード。道中の敵が変化していたり、ボスが追加されていたり。ダラバープレイヤーでも新たな気持ちで臨める…はず。
「オリジナルモード」はダラバーのアーケードモードを再現したもの。ボスもEDもダラバー同様。なのでライトニングフランベルジュ・ヘビージョーとはこちらでは戦えません。他の違いはZONE表記がP~Zに変更されている事と、サイバリオン戦BGMがAC版同様に「Syvalion Arrange GOLD」に変化しているくらい。全体的にこちらの方が難易度高め。
「オプション」には難易度や残機が弄れる「コンフィグレーション」、名前の通りの「チュートリアル」、SP・オリジナルのハイスコアやEDが見れたり、ゲーム内キャラのグラフィックや設定画が見れたりする「ビューモード」があります。
「ミッションモード」は特定条件下で決められたステージ・ボスを攻略するモード。詳しくは後述。

 プレイ画面
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ダラバーSPのプレイ画面の解説。出来るだけサクッと。
左上の赤・緑・青のアイコンはシルバーホークの装備の強化具合。赤はショット、緑はボム、青はアームを差します。ショットはミサイル→レーザー→ウェーブと変化。ボムは機体別なので後述。アームはいわゆるバリアのこと。ただ、迂闊にバリア呼ばわりするとツッコまれる可能性があるので注意。
隣のシルバーホークのマークは残機。エクステンドは道中の1upアイテム取得限定。
「ZONE ○」では現在のZONEが確認可能。各ZONEの繋がりは下の図を参考に。因みにオリジナルモードでも分岐は同様で、A~KがP~Zに置き換わります。
隣の数値はスコア。その右の赤い「x1」と言うのはスコアレートで、敵を撃破し続ける事で上昇します…が、被弾する度に1段階ずつ低下していきます。撃墜された場合はリセット。ハイスコア狙いなら被弾は厳禁です。
右上はバーストゲージ。バースト使用に必要で、「攻撃を当てる・敵を撃破する・攻撃を相殺する」ことでリチャージ可能。最大時はゲージが白くなります。本作は全体的に燃費が向上しており、ZONEによってはほぼバーストのみで乗り切ることすら可能に。また、ボス戦艦と一部の雑魚が放ってくるバーストに対し「バーストカウンター」を決める事でもリチャージでき、こちらは瞬間的に全快します。因みにオリジン使用時は非表示。
バーストゲージ下のボタンは押すと一時停止。ポーズボタンですね。
右下のボタン群は、左下の青いボタンがショットボタン。ON/OFF切替式で、ONにするとオート連射します。クリア目的なら常時ONで。右下の黄色いボタンはバーストボタン。機体毎に挙動が違うので後述。勿論オリジンには無いです。その上にある緑のボタンはバースト固定ボタン。ネクスト・ゼロのバーストで使用する専用ボタンです。これも後述。ダラバーSPルート
因みに、移動はフリック操作で行います。その速度は従来作とは比べ物にならない程早く、ダラバーでは出来ないような滅茶苦茶な攻撃や回避が可能なのが特徴。
慣れるまでは精密操作しにくいですけどね!慣れればいいのです。
 本作のシルバーホーク
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ダラバーSPでは「アサルト」「レジェンド・ゼロ」「ネクスト・ゼロ」「オリジン」の4機が使用可能。
レジェンド・ゼロとネクスト・ゼロは本作オリジナル機体。他2機は他作品とほぼ同じ。
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アサルト シルバーホークバースト。本作の目玉機体。現状、家庭版で唯一アサルトが使えるゲームだから当然ですね!…来年の1/14にはそれも終わりますが。
性能はショット5のボム3になってますが、ぶっちゃけそんなにショットは強く感じないです。と言うか範囲が狭く、使い勝手は微妙です。寧ろボム3は詐欺、球体のホーミングボムを飛ばす攻撃ですが、ヒット時に爆風が発生する為に高火力。同じく高火力ボム持ちのオリジンは後方もカバーできますが、こちらは正面の離れた敵にも安定して当てられるのが利点。高弾速故に誘導が追い付かない時も多々ありますが、それはご愛嬌と言う事で。てかショットとボムのパワー逆じゃないのコレ?
スコアレートは1~16倍。後述のスパークバーストを使う事で伸ばせます。
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バーストはスパークバースト。自機正面に大型の球体を出す攻撃で、徐々に加速しながら前進していきます。バースト中に再度バーストボタンを入力で「バーストフィニッシュ」。スパークバーストが爆発、より広範囲を攻撃します。敵弾をかき消す事が可能で、バーストで倒してもゲージ回収は可能。上手くフィニッシュを使えば、スコアを効率よく稼ぎつつゲージを維持することが可能。
AC版と比べ、燃費大幅向上、スパーク→フィニッシュの最速入力高速化と使い勝手は段違い。更にはアーム(いわゆるバリア)0枚時に敵弾と接触すると、自動でスパークバーストが発生、自機を守ってくれると言うオマケ付。(「スパークバースト展開中orゲージ不足or敵との接触」の場合は不発)
バーストで敵を倒すと獲得スコアが上昇します。スコア倍率は、スパークバーストで3倍、バーストフィニッシュで6倍。後述のカウンタースパークで5倍、カウンターフィニッシュで7倍かかります。その為、最大倍率は16x7=112倍。本作で最大の倍率を誇ります。

クセは強いですが、恐らく本作最強機。スパークバーストに慣れればホント強いです。
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レジェンド シルバーホークバースト タイプ・ゼロ。ダラバーのレジェンドの試作機が参戦。ショットは他のバースト機と比べると大きく、ボムはオリジン同様なので、ダライアスシリーズに触れたことがある人ならすぐに使いこなせるはず。バーストも素直な性能で使い易さ抜群。
スコアレートは1~16倍。こちらもバーストを使えば伸ばせます。
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バーストはストレートタイプ。ダラバーシリーズで言うバーストビームで、バーストボタンを押すことで照射開始。再度ボタンを押すか、バーストゲージが尽きることで終了。使用感はダラバー同様ですが、設置バーストは使用不可。敵弾をかき消せるのも、かき消す度にゲージ回収が出来るのも同様。とにかく素直なのですぐに慣れます。燃費は大きく改善されており、敵をまとめて倒すように心がければ道中の敵の殆どをバーストで倒すことも可能。
スコア倍率は、通常時4倍、カウンター時6倍。最大倍率は16x6=96倍。

万能機と呼ぶに相応しい機体。誰にでもおすすめできる良機体です。初プレイにおすすめ。
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ネクスト シルバーホークバースト タイプ・ゼロ。こちらはネクストの試作機。最初は使うことが出来ず、とりあえず1週クリアすることで解禁されます。ショットはアサルト同様に小さめ。ボムはホーミングミサイルで、中・遠距離でも問題無く機能し、更に誘導が強く当てやすい…のですが、威力が低め、狙った相手に飛んで行かないことがある、離れすぎると弾切れが起きるなどと欠点も。
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バーストはスイングタイプ。こちらはシリーズで言う設置バースト。バーストボタン入力時には正面方向を照射していますが、バーストボタン上のバースト固定ボタンを切り替えることでビームの向きを変えられるのが特徴。ロックを解除するとバーストリングが自動で旋回、自機方向を照射します。バーストの発射位置は設置した場所で固定され、照射方向のみ変更可能。位置を大きく動かしたい場合は再度設置し直しましょう。動かし方が分からない内は設置型ストレートと割り切るのもあり。
最初は難しいですが、慣れると攻防一体の強力なバーストと化します。ストレートと異なりバースト使用中もショットが撃てる上に、スパークのように勝手に飛んでいく事も無いので、防御力は随一。
因みにこれもバーストカウンター可能。カウンタービームを振り回せるのはダラバーSPだけ!
スコア倍率は、通常時4倍、カウンター時6倍。最大倍率は16x6=96倍。レジェンド・ゼロ同様です。

バーストに少々クセがあるものの、ボムが使い易くこちらも初心者向け。慣れると楽しいですよ。
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オリジン シルバーホーク。本作唯一の非バースト機。ミッションモードのLv4を解禁することで使用可能になります。バーストが使えない代わりに、ショットとボムの火力が高いのが特徴。また、ショットのウェーブに敵貫通効果があり、ショットだけでも雑魚を軽く叩きのめせるのがオリジンの強み。ボムは初代など同様のボム。わかんねぇよって場合はSダラ記事見てもらえれば分かりますのでどうぞ。バーストでの弾消しが出来ず、同種での相殺(ミサイルはミサイルで、レーザーはレーザーで相殺できる)しか防御手段が無いのが弱点。「当たらなければどうと言う事は無い」を地で行く機体です。また、本機のSEは初代ダライアスのそれそのもの。シリーズ経験者は是非とも使用したいところ。
スコアレートは1~60倍。倍率上昇が通常の4倍となっています。

プレイヤーの回避スキルが要求される上級者向け機体。ゲームに慣れてから使いましょう。
 バーストカウンター
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主に大型戦艦が放ってくるバーストビーム。直撃するとアームがガンガン削られてしまう非常に強力な攻撃ですが、タイミングを合わせてバースト攻撃をすることで「バーストカウンター」が出来ます。
上の画像はカウンタースパーク(アサルト)、下の画像はカウンタービーム(レジェンド・ゼロ)。バーストカウンターの利点は「カウンター中は相手のバースト無効+接触中バーストゲージ瞬間回復」「スコアレート上昇」。ハイスコア狙いならば絶対に習得するべきシステムです。
やり方は簡単、相手がバーストビームを撃つ前に出る予告に合わせてバースト攻撃をするだけです。「カン、カン、カン」と3拍置いてから撃ってきますが、ダラバーSPでは大体2回目のカンを聞いた辺りで押せば完璧。少し遅れてもアームが1枚飛ぶくらいでカウンターが成立します。また、ダラバーでは「割り込みカウンター」と言う、名前の通り相手が照射しているバーストに割り込んでカウンターしてしまうと言う荒業がありますが、ダラバーSPではそんな事する必要はありません。今作ではカウンター成立判定がかなり広くなっている為です。バーストビームから1機体分離れた辺りでバーストを使ってもカウンターが成立するほど。その為、非常にバーストカウンターのしやすいゲームとなっております。
但し、ダラバーACなどでのカウンター練習には全く向かないので気を付けましょう。向こうの練習をする場合は実機orダラバーで。
 ミッションモード
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決められた条件の元、特殊な構成となっているZONE群を攻略するモード。各Lvに4つのミッションがあり、合計32種類のミッションがあります。最初はLv1だけプレイ可能で、4つの内2つをクリアすることで次のLvが解禁されていきます。共通ルールとして残機は1。1ミスで終了します。また、難易度設定はこちらでも適用されるので、EASYにしておくと攻略が容易。ボスとだけ戦闘するミッションでは機体選択可能で、それ以外では機体固定。また、一部ミッションでは、道中で取得できるアイテムが全てスコアアイテムに変更される「装備固定ルール」が適用されているので注意。(固定かどうかはプレイしてみないと分からない仕様)
オリジン固定のミッションでは流れるBGMが初代ダライアス(とゲーム「サイバリオン」)の曲になります。また、警告音とZONE突破曲も初代に差替え。こちらは機体選択可能なミッションでも適用されます。
攻略していくことでビューモードが豪華になっていきます。頑張って全制覇を目指しましょう。
 オプション
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オプション画面。「コンフィグレーション」ではゲーム設定などが弄れます。
難易度:EASY、NORMAL、HARDから選択可能。初期はEASY。復帰時のアーム枚数・ペナルティ、敵の行動等に影響。ボスにも影響し、EASYだと使わない攻撃などもあります。
残機:1~5の間で設定可能。初期設定は3機。
コンティニュー回数:0、1、3、5、7、10、∞から選択可能。初期設定は∞。特にデメリットは無し。
スクリーンサイズ変更:8パターンから選択可能。但し、iPadでもない限りは弄る必要はない。
ボタンレイアウト変更:ショット・バースト・バースト固定・ポーズボタンの位置が変更可能。
音量設定:BGM・SEの音量設定が可能。SEは無音にできません。
リセット:初期設定に戻すボタンと、ハイスコアをリセットするボタンがあります。後者は慎重に。

「チュートリアル」は特に触れる事はないのでスルー。
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「ビューモード」では何を閲覧するのか選択します。
上二つはハイスコアが閲覧可能。各機体の最終ZONE毎に別個に記録され、5位まで残せます。
「イベントビュー」では、各ZONEのエンディングが見られます。因みに、オリジナルモードのエンディングはよく見ると文字が荒いことが分かります。だからどうしたって話ですが。
「キャラクタービュー」では、シルバーホークと敵戦艦・中ボスのグラフィックが見られます。
「イラストレーションビュー」では、シルバーホーク・戦艦の設定画などが閲覧できます。
ミッションモードを攻略することでどんどんコンテンツが増えていきます。
いわゆるオマケモード。興味のある方は購入し閲覧して、どうぞ。
 総評とか

ダラバーACが稼働した後にリリースされた作品なだけあり、グラフィック・BGMは良質の一言。スマホでここまで出来るのか!と驚かされました。操作感も手軽に遊びやすいことを優先した結果、ベルサー軍をボッコボコにする爽快感を味わえるゲームに仕上がっています。

しかし、当然ながら欠点もあります。
殆どの道中曲はボス戦前の警告音が来ると無残にぶった切られてしまいます。切られないのは「Good-bye my earth」(警告音前に終わる為)、「カンナンシンク」(〃)、「Cylinder」(偶然か、丁度良い具合に終わる)、「The world of spirit」(道中・ボス戦通して流れ続ける為)のみ。他は問答無用。清々しさすら感じられます。
音が飛びやすく、ショットを連射しているだけでも多々飛びます。BGMが飛んでしまってちゃんと聞けなかったり、敵の攻撃音が飛んで奇襲されたりなどもあるので困ったもの。BGMをしっかり聴きたい場合は無駄なショットは控えましょう。
時たま、敵の挙動がおかしくなる事もあります。比較的発生しやすいのは、バーストビームを撃ってくる道中の雑魚敵が、本来の挙動(画面内に現れてからバーストビーム)ではなく、「画面外からバーストビーム(右端にしか届かない)→姿を見せずに撤退」とおかしな行動をとるもの。また、極稀にボス戦艦「サイバリオン」でも発生する模様(!)。1回しか遭遇したことはありませんが、発生するとバーストビームを撃つべき場面で行動を停止、攻撃することなく鎮座し続けます。プレイヤーに有利な不具合ではありますが…。

とは言え、値段の価値は十分あり、いつでも気軽にダライアスが出来るのは大きいです。ダラバーとGダライアスもPSP・PSVitaで外で遊べますが、こちらは(恐らく)外に持ち歩くのが基本のスマホ1つで遊べるので手軽さは段違い。値段もとりわけ高い訳では無いので、ダライアスを気軽に初めてみたいと言う方にはぴったりのアプリです。気が向いたら触って見てはいかがでしょう?